HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)は、国際標準として普及している衛生管理の手法です。HACCPの導入により、食品安全の達成が期待できます。HACCPの導入は現在は選択制ですが、今後義務化を見据えた対応が必要になってくると思われます。また、取引先や輸出先からHACCPによる管理が要求される事例もあります。このような背景から、日本においても、HACCPによる管理を導入する工場は、年々増加しています。
このセミナーは、HACCPを始めようとしている(または始めたばかりの)法人を対象に、HACCPの用語の理解から、HACCPプランの作成まで、演習を中心とした内容で、セミナー後すぐに、HACCPに取り組み始めることができることを目指しています。
このセミナーは、HACCPを始めようとしている(または始めたばかりの)法人を対象に、HACCPの用語の理解から、HACCPプランの作成まで、演習を中心とした内容で、セミナー後すぐに、HACCPに取り組み始めることができることを目指しています。
基礎/1日コース 基礎+応用/2日コース

- 自社工場の衛生管理上の弱点を発見できる。
- 日々の衛生管理や工程管理の状況を把握できる。
- 会社の評判やブランド力、イメージが向上できる。その結果、商品のブランド力が強くなり、小売業者からの要求に応える能力が高まることで、国内外の市場参入の機会が拡大できる。
- 衛生管理のレベルアップに伴い、従業員のモチベーションやスキルの向上も期待できる。
- 安全で高品質な食品や飲料の供給に注力していることを証明できる。
- 法規制要求事項への順守を証明できる。
- 外部査察者(保健所の食品衛生監視員など)にも、同じ記録を提供できることにより、施設の衛生状態を容易に把握してもらうことができまる。

■1日コース
開始 | 終了 | 時間(分) | 内容の説明 |
10:00~ | 10:10 | 10 | イントロダクション(コースの紹介:目的、スケジュールなど) |
10:10~ | 10:40 | 30 | 1. HACCP規則の構成要素 |
10:40~ | 11:00 | 20 | 2. HACCP5つの予備段階 |
11:00~ | 12:00 | 60 | 3. HACCP7原則について |
12:00~ | 13:00 | 60 | 昼食/休憩 |
13:00~ | 13:20 | 20 | 4. 【グループワーク】フローダイアグラム作成/コメント |
13:20~ | 14:00 | 40 | 5. HACCP7原則について【グループワーク】ハザード分析シートの作成/コメント |
14:00~ | 14:40 | 40 | 6.HACCPプラン(CCP),OPRPプランの決定 |
14:40~ | 15:20 | 40 | 7.CLの設定 |
15:20~ | 16:00 | 40 | 8.モニタリング方法の設定 |
16:00~ | 16:30 | 30 | 9.改善処置について |
16:30~ | 17:00 | 30 | 10.検証について |
17:00~ | 17:30 | 30 | 11.記録方法 |
17:30 | 終了 |
■2日コース
1日目 | |||
開始 | 終了 | 時間(分) | 内容の説明 |
10:00~ | 10:10 | 10 | イントロダクション(コースの紹介:目的、スケジュールなど) |
10:10~ | 10:30 | 20 | 課題の抽出と目標の設定/発表 |
10:30~ | 11:10 | 40 | 1.HACCP、FSMS、FSSC22000に関する最近の動向 |
11:10~ | 11:40 | 30 | 2.HACCP規則の構成要素 |
11:40~ | 12:00 | 20 | 3.PRP/配布資料の説明 |
12:00~ | 13:00 | 60 | 昼食/休憩 |
13:00~ | 13:20 | 20 | 4.【個人ワーク】PRP構築状況の確認/コメント |
13:20~ | 14:00 | 40 | 5.HACCP5つの予備段階 |
14:00~ | 15:00 | 60 | 6.【グループワーク】フローダイアグラム作成/コメント |
15:00~ | 16:30 | 90 | 7. HACCP7原則について【グループワーク】7-1.ハザード分析シートの作成/コメント |
16:30 | 1日目終了 |
2日目 | |||
開始 | 終了 | 時間(分) | 内容の説明 |
09:00~ | 10:00 | 60 | 7-2.HACCPプラン(CCP)の決定 |
10:00~ | 11:00 | 60 | 【グループワーク】管理手段の選択 |
11:00~ | 12:00 | 60 | 7-3.CLの設定、7-4.モニタリング方法の設定 |
12:00~ | 13:00 | 60 | 昼食/休憩 |
13:00~ | 14:00 | 60 | 7-5.改善処置 |
14:00~ | 15:00 | 60 | 7-6.検証 |
15:00~ | 15:30 | 30 | 7-7.記録方法 |
15:30~ | 16:00 | 30 | 【グループワーク】/共有化とコメント |
16:00~ | 16:30 | 30 | グループワークまとめと課題の成果と発表/2日間の振り返り/質疑応答の時間 |
16:30 | 2日目終了 |
山口秀人のプロフィール

◆大学卒業後、乳業メーカーにおいて約22年間、品質管理、製造部門、エンジニアリング部門でHACCP手法を導入し、安全な食品製造に寄与しました。
◆その後、総合食品メーカーでは、さまざまな総合衛生管理製造過程の各種認証取得をリードしました。
◆また、清涼飲料製造販売会社の日本コカ・コーラ㈱在籍中は、日本全国のボトラー工場のISO・FSSC・HACCP構築および運用を支援しました。
◆その後、認証会社の主任審査員となり、多数の審査を行っています。
◆その後、総合食品メーカーでは、さまざまな総合衛生管理製造過程の各種認証取得をリードしました。
◆また、清涼飲料製造販売会社の日本コカ・コーラ㈱在籍中は、日本全国のボトラー工場のISO・FSSC・HACCP構築および運用を支援しました。
◆その後、認証会社の主任審査員となり、多数の審査を行っています。


■初めてHACCPを導入するが、適用から計画作成までとてもわかりやすかった。
■身近な事故発生事例をもとに、原因から対策まで具体的に理解できた。
■社内で解釈していた法令や基準について、改めてポイントを深く理解することができた。
■製造の品質向上にこれほど役立つとは思っていなかった。
■同業他社の取り組み事例がとても参考になり、わかりやすかった。