サービス・研修内容

ISO22002-1 コンサルティング

現在、食品安全に関する規格が数多くある中で、ISO国際規格であるISO 22000が一番広く知られています。しかしながら、ISO 22000は食品を扱う組織で幅広く利用されることを目的としたため、前提条件プログラムは、抽象的な要求事項になってしまった経緯があります。

国際標準化機構(ISO)は国際規格ISO22000: 2005やISO/TS22003を発行して、食品安全に関する要求を明確にしてきました。

しかし、グローバル食品安全イニシアチブ(GFSI)の要求によりますと、
・スキームの所有者がないこと。
・前提条件プログラム(PRP)に関する詳細な要求がないこと。
が理由で認証スキームとして承認されませんでした。

そのような中、2008年に食品製造業向けのPAS 220:2008「食品製造のための食品安全に関する前提条件プログラム」がBSI(英国規格協会)から発行され、これに着目したISOがPAS 220:2008を原案として2009年にISO/TS 22002-1を発行しました。その後、食品安全認証財団(FFSC)が「ISO 22000+PAS220 又はISO/TS22002-1+追加要求事項」としてFSSC 22000という認証スキームを開発し、食品安全の認証スキームの一つとしてGFSIにより承認されました。

尚、2012年3月16日に、BSI はPAS 220:2008を廃止しました。
このため、今までのFSSC22000認証スキームは、「ISO 22000+ISO/TS 22002-1+追加要求事項」となりました。
今回の改定で更に進化してISO22002-1を採用するようになりました。

HACCPやISO22000の審査経験を活かし、企業様に一番合った「前提条件プログラムの構築」をお手伝いいたします。

 

ISO22000の前提条件(PRP)とISO22002-1の違い

PRPに関する要求事項をより明確にしたものがISO/22002-1です。
 

ISO22000 の8.2.4前提条件プログラム と ISO22002-1:2025の関係
ISO22000:2018の8.2.4項 ISO22002-1
a) 建造物、建物の配置、及び付随したユーティリティ: 4 建物の構造と配置
b) ゾーニング、作業区域及び従業員施設を含む構内の配置: 5 施設及び作業区域の配置
c) 空気、水、エネルギー及びその他のユーティリティの供給: 6 ユーティリティ(空気、水、エネルギー)
d) ペストコントロール、廃棄物及び汚水処理並びに支援サービス: 7 廃棄物処理
12 有害生物の防除
e) 装置の適切性並びに清掃・洗浄及び保守のためのアクセス可能性: 8 装置の適切性、清掃・洗浄及び保守
f) 供給者の承認及び保証プログラム(例えば、原料、材料、化学薬品及び包装): 9 購入材料の管理
g) 搬入される材料の受け入れ、保管、発送、輸送及び製品の取扱い: 9 購入材料の管理
16 倉庫保管
h) 交差汚染の予防手段: 10 交差汚染の予防手段
i) 清掃・洗浄及び消毒: 11 清掃・洗浄及び殺菌・消毒
j) 人々の衛生: 13 要員の衛生及び従業員のための施設
k) 製品情報/消費者の認識: 15 製品リコール手順
17 製品情報及び消費者の認識
l) 必要に応じて、その他のもの 14 手直し
18 食品防御、バイオビジランス及びバイオテロリズム
 

ISO22002-1支援内容

●現状調査

FSSC22000や食品セクター規格の認証取得をご検討のお客様を対象に、次の事項を実施します。規格要求事項への適合性を確認するために現場観察やヒアリングを行います。その実情をまとめ対応策を報告書として貴社に提出致します。

 

●特徴

FSSC22000監査員が訪問し現状を調査致しますから安心です。
要求事項に対する考え方が明確になることで対応への優先順位が明確になります。
適合性の判定が難しい場合は、色々な情報交換を行った上で見解を示します。

「現状調査」と「PRP概要説明」を同時に行なうことで要求事項に対する理解が深まり企業様にとって効果的です。

 

認証取得を検討されている皆様から頂くご質問の例

次に、皆様から頂くご質問について、ISO22002-1を例にご紹介致します。

 

NO.

質 問 内 容

1

要求事項に対する除外や代替手段について、今まで「ハザード分析」が求められていましたが、改訂後も十分な正当性の裏付けとして既存のハザード分析結果を採用してもよいでしょうか。

2

ISO/TS22002-1の4.3や18.2で求められていた「アクセス管理」の文言がなくなっていますが、何か意図があるのでしょうか。

3

ISO/TS22002-1の5.5で求められていた「細菌試験室」が削除されたことについて、ISO22002-1の12.2微生物汚染で考慮するという理解でよろしいでしょうか。

4

防虫防鼠のISO/TS22002-1の12.6「駆除」からISO22002-100「管理及び駆除」がかなり改訂され、特に「直ちに駆除手段の採用、有効性検証、その結果を記録、原因特定と、是正措置を講じる」とされていますが、委託している場合、これらが確実に行われていることを業者の報告書へ反映してもらいそれを確認し保持することでよろしいでしょうか。※また、どこまでが業者で、どこまで当社で実施するか範囲を両社で決めておく必要があるでしょうか。

5

ISO22002-100の8.2「材料のリサイクル及び再利用」についてパレットも含むとの理解でよろしいでしょうか。現状、外で使用したパレットを清浄エリアに持ち込む際はブロアで飛ばす程度しかできておらず、検査、基準、(破損のルール)、手順もございません。また、パレットのトレーサビリティはどの程度を維持する必要があるでしょうか。

6

ISO22002-100 10.3「受入れ材料」について、荷降ろし前や荷下ろし中など受入れ前に、封印、有害生物、破損などを確認する必要があるとの理解でよろしいでしょうか。また、温度管理が必要な原料は、輸送中の温度管理記録など配送業者から入手し保管しなければいけないでしょうか。

7

ISO22002-1 10「購入材料の管理」について、「システムへの荷下ろし」とはどのような意味でしょうか。

8

ISO22002-100 11.3「輸送」について、「正しい輸送条件が維持されていることを示す文書化した情報を維持する」とはどのような文書のことでしょうか。また「点検及び清掃に関する文書化した情報を保持すること」とは、運送業者での点検・清掃記録を入手し保持するということでしょうか。

9

ISO22002-1 12.5「化学物質による汚染」が追加されていますが、特に注意する事項はあるでしょうか。

10

ISO22002-1 13.2「清掃・洗浄剤及び道具」について、掃除道具も今回あらたに追加され、掃除道具についての選定も承認が必要となり、識別も必要ということでしょうか。

11

ISO22002-1 13.3「清掃・洗浄及び消毒プログラム」a)洗浄後の検査、及び/又はb)始動前の検査となっており、洗浄後検査か始動前検査かどちらでもよくなったという理解でよろしいでしょうか。

12

ISO22002-100 14.1「すべての要員は、その活動に関連する食品安全ハザードを認識すること」となっていますが、例えば現場に入らない経理部門などはどの程度の食品安全ハザードを認識する必要があるでしょうか。

13

ISO22002-100 14.2「衛生施設」a)について、トイレ、手洗い場、ロッカー・更衣室、のレイアウト図が必要とのことでしょうか。

 


●ご支援の流れ

訪問時のスケジュールは、貴社のご要望にあわせて調整致します。


◆「1日」で現状調査を行なうスケジュールの例

時 間

内  容

9:00-9:30 当日のスケジュールと進め方の確認工場概要ヒアリング
組織体制と各部門の役割や取扱い製品及び原材料受入れから最終製品出荷までの流れやアウトソースの有無と内容を確認します。
9:30-11:00 施設外周の観察とヒアリング外部から敷地へのアクセス方法や敷地の管理の状況及び敷地内の施設・設備等を確認します。倉庫の観察とヒアリング及び施設の構造や使用設備を確認します。
11:00-12:00
13:00-15:00
生産施設・設備、衛生施設を工程順に観察とヒアリング施設構造、使用設備(生産ライン、ボイラー、コンプレッサー、給水・排水、給気・排気、その他衛生システム、休止設備等)を確認します。
15:00-16:00 調査結果報告(調査結果の要点を口頭で報告し、詳細な報告書は後日提出)
 

敷地の規模やライン数によっては、1日以上の訪問を要することもあります。

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