1. FSSC 22000 Version 7 移行概要
移行監査期間
• 2027年5月1日 ~ 2028年4月30日
• この12か月間でVersion 7への移行監査を受審する必要があります。
移行決定期限
• 認証機関によるVersion 7認証への移行判定は、2028年4月30日までに完了している
必要があります。
注意事項
• 2027年4月30日以前の監査はVersion 6監査のみ
• Version 7への移行監査は実施できません。
• 非通知監査対象サイトは、移行監査も非通知監査として実施されます。
2. なぜVersion 7へ改定されたのか
FSSC 22000はGFSI(Global Food Safety Initiative)承認スキームです。
FSSC 22000は定期的に見直され、
• GFSI要求事項
• 国際的な食品安全課題
• 法規制の変化
• 食品業界のリスク変化
を反映しています。
Version 7改定の主な背景
① GFSI Benchmarking Requirements 2024への対応
FSSC 22000はGFSI承認規格であるため、GFSIが2024年に発行した新要求事項への
対応が必要になりました。
② 食品安全文化の強化
近年の大規模事故では、
• 手順不足
• 設備不良
ではなく、
• 不適切な判断
• 報告遅延
• 記録改ざん
• コミュニケーション不足
など組織文化が原因となる事例が増加しています。
そのため、
「食品安全文化」から
「食品安全・品質文化」へ
要求が拡大されました。
③ サプライチェーンリスクの増加
世界的に、
• 原料不足
• 地政学リスク
• 異常気象
• 災害
• サイバー攻撃
が増加しています。その結果、
• 緊急調達
• サプライヤ変更
• 原料代替
によるリスクが増加しています。
④ 食品偽装・食品防御への対応
世界的に増加している
• 原料偽装
• 意図的混入
• テロ行為
• サイバー犯罪
に対応するため、食品防御及び食品偽装管理が強化されました。
⑤ アレルゲン事故の増加
食品回収原因の上位に
• アレルゲン表示ミス
• アレルゲン交差接触が継続的に挙げられています。
Version 7では、アレルゲン管理計画が大幅に強化されています。
⑥ 持続可能性(サステナビリティ)への対応
食品業界では、
• SDGs
• ESG
• 食品ロス削減
が重要課題となっています。そのため、
• 食品ロス
• 廃棄物削減
• 寄付食品管理
• 副産物利用
が新たな要求事項として追加されました。
3. FSSC 22000認証要求事項の構成
Version 7になっても基本構造は変わりません。
① ISO 22000:2018
食品安全マネジメントシステム
• リーダーシップ
• リスクベース思考
• HACCP
• マネジメントレビュー
• 改善
② ISO 22002-Xシリーズ
前提条件プログラム(PRP)
例
• ISO 22002-1(食品製造)
• ISO 22002-4(包装材料)
• ISO 22002-6(飼料・ペットフード)
• ISO 22002-100(食品安全文化)
③ FSSC 22000追加要求事項
FSSC独自要求
GFSI要求や最新リスクに対応するため追加されています。
4. Version 7の追加要求事項
2.5.1 サービスの管理及び購入資材の管理(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.2 製品のラベリング及び印刷物(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.3 食品防御(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.4 食品偽装の予防(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.5 ロゴの使用(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.6 アレルゲンの管理(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.7 環境のモニタリング(フードチェーン(サブ)カテゴリBIII, C, I, K)
2.5.8 食品の安全および品質の文化(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.9 品質管理(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.10 輸送、保管および倉庫(全フードチェーンカテゴリー)
2.5.11 ハザード管理及び交差汚染防止手段(FIIを除く、全フードチェーンのカテゴリー)
2.5.12 PRPの検証(フードチェーン(サブ)カテゴリBIII, C, D, E, Fl, G, I, 及びK)
2.5.13 製品設計および開発(フードチェーン(サブ)カテゴリBIII, C, D, E, F, I, 及びK)
2.5.14 トレーサビリティ(フードチェーンサブカテゴリCO)
2.5.15 設備のマネジメント(FIIを除く全フードチェーンカテゴリ)
2.5.16 食品ロス及び廃棄物(Iを除く全フードチェーンカテゴリ)
2.5.17 コミュニケーションの要求事項(全フードチェーンカテゴリ)
2.5.18 マルチサイト認証の組織に対する要求事項(フードチェーン(サブ)カテゴリBIII, E, F, 及びG)
この新しい追加要求事項は、Ver.7という形で2027年5月1日からの監査全てに該当します。
初回監査、定期監査、非通知監査、更新監査などの対応は待ったなしです。
この準備できていますか。
この要求事項を構築しただけではなく、きちんと運用した後に内部監査やマネージメントレビューを実施しなければなりません。
当社は、変更された追加要求事項の詳細説明を行っています。
また、変更点だけ知りたい組織の皆様にも丁寧にご説明しています。
食品防御の取り組みや食品偽装防止の取り組みも、ご支援しています。
講師はFSSC22000の監査員として、新規格を熟知している講師はFSSC22000の監査員として、新規格を熟知しています。なぜ、追加で要求しているか。目的は何か、その目的に沿った内容で無理のない運用をするには、どのキーを抑えればよいか、等その会社実態に合った内容を伝授しています。
講師は数年前にスペインで開催されたGFSI主催の食品安全会議に出席し、FSSC22000 の要求事項に関する会議で意見を述べていたほか、食品偽装に関するワーキンググループにも参加するなど、いち早く新規格に関する情報を入手し、検討を重ねていました。以来、日本の食品会社が新規格の要求事項にスムーズに対応できるよう、フードセーフティーの先進的な教育を行っているアメリカの州立大学やフードセーフティー・ナレッジセンター等のネットワークを活用し、このほどすぐに実践できるノウハウとしてリリースしました。
要求事項の解説にとどまらない、幅広いノウハウを提供FSSC22000新規格での要求事項の解説に終始するセミナーや研修とは異なり、個々の食品会社で実際に取り扱っている食材を例として、具体的な評価方法の理解と習得、管理運用までを視野に入れた幅広いノウハウを提供します。さらに研修で学んだ知識を活用し、自社で評価方法の構築プランが完成した後、ご要望に応じてプランのチェックおよびアドバイスも行います。
日本企業に最適な評価ツールを紹介し、使いこなせるよう指導新規格の要求事項の中で、最も対応が難しいと思われる新評価システムの構築に関して、さまざまな海外の評価ツールから厳選した、日本の食品会社に最適な3つのツールを紹介します。さらにそれぞれのツールの長所と短所を詳説し、会社の規模や使用原材料にあわせた各ツールの「良い所どり」を行う方法をお伝えします。また、それぞれの評価ツールを応用できる力を身につけるために、ロールプレイで技法を体感するプログラムも実施します。
自社のノウハウを活かした効率的な仕組みづくりができるゼロからの構築ではなく、これまでに自社で構築した食品安全衛生管理のしくみを利用した効率的な仕組みづくりを提案しています。例えば脆弱性の評価を購買評価の作業プロセスや原材料のハザード分析ともリンクさせることが可能です。できる限り最少の手間で最短のゴールにたどりつけることを目指しています。
- FSSC22000を認証取得済みまたは検討中の食品安全管理責任者の方
- FSSCバージョン7への移行実務担当者の方
- 食品防御や食品偽装の対応をされている方
- 食品関連企業の経営者、品質管理・品質保証部門の管理者、担当者
| 3 | 2.5.3 食品防御 ・脅威の具体的な評価方法は、どのような方法を採用するべきか ・どのように管理手段を計画したらよいか 詳細は食品偽装とフードディフェンスへの対応社内研修へ>> |
| 4 | 2.5.4 食品偽装予防 ・脆弱性の具体的な評価方法は、どのような方法があるのか ・どのように管理手段を計画したらよいか 詳細は食品偽装とフードディフェンスへの対応社内研修へ>> |
| 6 | 2.5.6 アレルゲンの管理 ・アレルゲン管理方法はどこまで実施したらよいか ・ハザード分析結果と、どのように関連付けたらよいか ・アレルゲンの検証方法について、どの方法を採用したらよいか ・教育訓練の内容が分からない |
| 7 | 2.5.7 環境モニタリング ・環境とは、どこを対象にしたらよいか ・モニタリングの頻度は、どの程度必要か ・モニタリング結果の分析はどのようにしたらよいか |
| 8 | 2.5.8 食品安全及び品質文化 ・品質文化とは、具体的にどのような対応をしておけばよいのか |
| 9 | 2.5.9 品質管理 ・品質パラメータをすべてに決めていないと不適合になるか、具体的にどのような対応をしておけばよいのか |
| 12 | 2.5.12 PRP 検証 ・検証計画をどのように変更して要求事項を適合させるか ・サイトインスペクション/PRPチェックとは、どのような方法が必要なのか ・実施頻度はどのように定めるか |
| 13 | 2.5.13 製品設計および開発 ・製品開発の部署に何を追加すればよいのか ・現行の製品開発手順を複雑にしないためには、どのように対応したらよいか |
| 15 | 2.5.15 設備のマネジメント ・検査機が導入できていなかった場合の対応は、どのようにしたらよいか |
| 16 | 2.5.16 食品ロス及び廃棄物 ・食品ロスの方針と目標の立て方が分からない |
| 18 | 2.5.18 マルチサイト認証の組織への要求事項 詳細はISO22000/FSSC22000内部監査員養成研修と内部監査スキルアップ研修へ>> |



